世襲議員のからくり

NAVERまとめより
政治資金問題で小渕大臣辞任…そもそも何が問題なのかまとめてみた【政治】
http://matome.naver.jp/m/odai/2141368161794671401
THE PAGEより
一日に二人の大臣が辞任
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141021-00000003-wordleaf-pol


小渕経済産業大臣、松島法務大臣大臣が二名まとめて辞任しました。また始まったのかと思った有権者は多いはずで、なおかつ呆れ返る思いをされたことでしょう。

『天下為公』(てんかいこう)
これは近代中華民国の建国の父 孫文
がよく使った言葉です。

天下は、為政者のためにあるのではなく、国民のためにあるものだ。の意味です。これは、 四書五経の『禮記』の中の一節です。

もとは、平等思想からくるものですが、孫文の唱える 三民主義(民族主義・民権主義・民生主義)は、まず民(たみ)優先して物事を考えなければならないとし、国民こそが国家の主権者であり国民が豊かになれば必然的に国家も豊かになるということです。

(参考)yahoo知恵袋より
http://m.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/q10108485330


では、簡単にご説明しましょう。

資本主義……資本家が利益を独占し
、労働者をボロ雑巾扱いする経済体制

社会主義……共産主義へのプロセス

帝国主義……他国を踏みにじることで自国の利益を確保する政治体系

三民主義……民族主義(民族の独立)+民権主義(民主主義のこと)+民生主義(平等と節約による生活安定)

自然主義……ルソーが提唱した教育システム。政治・経済とは関係ない

自由主義……自由競争による経済体系

共産主義……誤解されやすいが、本当の共産主義とは『地球上全ての国家を解体し、地球の全資産を公平に分配する理想郷』のこと。だから社会主義はその途中の意味で、そのためこの世には国家名に共産主義と名の付く国が存在しない

民主主義……実は共産主義のプロセスの一つだったりする。権力者に責任を持たせることで民か政治をコントロールする政治体型

全体主義……一つのイデオロギーに不特定多数の人間を参加させるコミュニティー



いまの日本はたしかに先進国に属しモノは飽和し、豊かさのなかで私たちは安住しています。ですがそれは外見だけでは?

モノは飽和だが心は廃れていっていませんか?

廃れた心は無関心や無感覚を生み、国家は繁栄するかのように見えて中身は蝕むガン細胞のように見えてなりません。政治は一部の人間がとり行なうものではなく、民があっての運営です。

ところで陰謀論の世界などでは、だれかが日本を操り牛耳ると論評がありますが、事の全ては私たち国民一人ひとりの意識がしっかりと 政(まつりごと)に目を向けることで素晴らしい国に出来るのです。

"正直者は打たれる"この現状こそ、一番打破が先決に感じます。 イノベーションはかなりの体力と頭脳を消耗します。しかし、力を合わされればきっと良き未来が見えるはずです。

そう言えば三橋貴明氏はこう言う。
天下為公ではなく 天下為金と。

さらに文言を付け加えるのなら 「天下為私」「天下為欲」が今の世ではないでしょうか。

そんな中、紹介したいご本があります。するどい切り込みをするジャーナリストは《はみ出し者》あるいは《のけ者》とされ、日本における真正ジャーナリストの絶滅危惧種であります。世が本当の天下為公ならばまさしく日本を引っ張れる一人だと言っても過言ではないです。

もちろん、世襲の全部を否定する訳ではありません。政(まつりごと)であれば民(たみ)がいるかどうか、…その目線に滅私利他があるかどうかなのです。


読書の秋ともいいます。
是非下記のご本を一見し良き日本を築きましょう。


Amazonより
『世襲議員のからくり』
1990年代半ば、世襲政治家が永田町の中枢を占めて以来、日本の政治は劣化した。世襲を守る政治システムは、国民には見えにくい。そのからくりを永田町激怒の深層レポートで明らかにする。
出版社: 文藝春秋
発売日: 2009/5/1


〜著者略歴〜
上杉 隆
1968年福岡県生まれ。都留文科大学卒業。テレビ局、衆議院議員公設秘書、ニューヨーク・タイムズ東京支局取材記者などを経て、フリージャーナリストに
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


目次を抜粋
世襲議員の出現
「他の人にやってもらうほうがいい」
首相辞任は気象情報以下のニュース
特権的優遇制度
「ど真ん中のストライク」
小選挙区制で"棲み分けた"後援会
政治家本人の資質は問わず
日本の異常な世襲率
「個人ブランド」がものを言う
経済界に世襲は途絶えた
政治記者にはなぜ政治家の二世が多いのか