【洪門天地会の長房青蓮堂について】

17世紀ごろに発祥した洪門(ほんめん)。

洪門(ほんめん)。
この中国大陸で民衆から生まれた 秘密組織(会党)は、やがて勢力をアジア中に広げ、さらに世界へ広げました。そして、巨大な組織の中に五つの房(グランドロッジのようなもの)があることも、ブログをよく読まれた方ならば、ご理解された事でしょう。


数年前からインターネットで散見する『アジアフリーメーソン』の名称の元となっているのもこの洪門(ほんめん)です。

ならばと、洪門(ほんめん)が現在の中華人民共和国の覇権を止めるべきだと論評が聞こえて来そうですが、 『別モノ』として認識して頂きたい。


【洪門(ほんめん)/ 天地会・五大房】 

●長房(ちょうぼう) 
道号 「青蓮堂」 
名 「鳳凰郡」 
別名 「天地会」 

●二房(にぼう) 
道号 「洪順堂」 
名 「金蘭郡」 

●三房(さんぼう) 
道号 「家後堂」 
名 「蓮章郡」 

●四房(よんぼう) 
道号 「参太堂」 
名 「金廂郡」 

●五房(ごぼう) 
道号 「宏化堂」 
名 「徳興郡」 


この五つの各房には隷属関係はなく、一門としての理解で構わないと思います。

ただし、 「家法」つまり基礎的ルールは同一であり、厳しくされた遵守が掟にあります。ですので、洪門(ほんめん)を本当に知っている人間ならば、内部は絶対に悪いことはできないことを知っていますし、絶対に悪いことも言えないことを知っているのです。

この隷属関係はなく、みな 兄弟(ブラザー)の気質ですが、組織化されたものには役職があります。国境を持たない組織ながら、巨大な組織のため総理や大臣などもちゃんといます。 

内部では総理を「洪棍」(ほんこん)と呼びます。

ただ、難しいのは、分かち合った兄弟気質だと言っても友達関係ではないという事です。なあなあにせず、「親しき中にも礼儀あり」、つまり礼を持って相手に接し、徳を持って相手を寛容し、孝を持って相手を敬うのです。


【トップの「洪棍」(ほんこん)とは】

「洪」(ほん)は洪家・洪幇(ほんけ・ほんぱん)を指していて、「棍」(こん)は悪いことをしたら棒(棍)で叩かれる。つまり 規律または法律を意味しています。隠語由来のゆえに、こんな意味が含まれているのですね。

ほかのネット情報をみると、龍頭、紅棍などの名があるようですが、それらはのちに味付けされたもの、正統伝承の洪門(ほんめん)は三職(三花/サンカ)と会員だけです。


【正統伝承の洪門(ほんめん)/天地会の長房《青蓮堂》について】

ときに中国清朝末期、中華民国の建国の父 「孫文」11回目の起義運動(革命行動)で清朝による異民族支配から漢民族がやっと解放されます。歴史ではこれを《辛亥革命》 と言います。

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建国の父「孫文」が革命できたのには、当時、日本の志士や有志たちの協力のほかに、(日本と洪門は血を分かち合った仲だったのです)この巨大秘密結社「洪門」(ほんめん)の力は不可欠でした。

孫文本人も、親戚の叔父の紹介により、ハワイのホノルルで洪門の二房致公堂系統の団体に入会したのち、「洪棍」となります。秘密結社のことを「會黨」(会党)と呼びます。 しかし洪門の呼び名は別にあります。

彼は、世界各国へ飛び回り、広がる洪門(ほんめん)のロッジを訪ね、軍資金を集められたのにはどうしてもこの「洪棍」の役職が必要でした。 巨大な力を得るには必要があったのでした。

そして現代。 

台湾にあります 「台湾洪門天地会青蓮堂」Lotus international Chinese Freemasonsには、この「洪棍」(ほんこん)の役職は現存しています。

アジアにいまも生きる巨大秘密結社、欧米にもフリーメイスンという親睦団体がございますが、洪門の行動範囲も全世界に広がり、常人には見えない裏方の組織です。国境のないワンワールドで共創・共存・共栄・相互扶助・人類平等・博愛精神・未来発展、真の世界和平を目指しています。


『洪棍 何俊元(かしゅんげん)』
台湾洪門天地会青蓮堂総会総会長
Lotus International Chinese Freemasons Supreme Lodge Grandmaster
総理または元帥または統帥です。
台湾の各方面で活躍しています。

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(二枚参考写真)

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右側長身の人物は台湾の副総統(撮影当時)



では、数回に分けて2011年の3月に開かれました 【洪門学と洪門天地会発展学術研討会】で語られた秘密結社洪門(ほんめん)の、何(か)氏の論文を一部訳し(一般人にも分かり易く)、この巨大組織を覗いてみたいと思います。





〜台湾洪門天地会青蓮堂の過去、現在そして未来発展〜

■洪門(ほんめん)は天地会であり天地会は洪門である。

清朝の時代なら見つかれば参加者や賛同者は清官に捕らわれ、重い罪に課さられたことでしょう。その為、秘匿にしなければならない時代背景があった。

外向きは「天地会」と呼び、またはその他のさまざまな名で呼ぶが、内部では「洪門」(ほんめん)と呼ぶ。

この洪門(ほんめん)には五つの組織(五房)がある。「青蓮堂」は長房であり、堂号は「鳳凰郡」。必要な地域(国)には山頭(ロッジ)や専属組織(会社)を設立し地域とともに発展していく。

清朝から現代まで清官により摘発を受けた天地会に関連する書類や情報、会簿あるいは記載された文献の内容は現実とは不一致の部分がじつに多い。

何故なら、重要な内容は文書には残さず「手勢」「手印」「足運び」「口伝聞」「歌詩(子守唄のような)」などで伝承するからである。

さらに、「棍」「扇」「鞋」「会員」のそれぞれの階級で学習する内容が違い、その階級にならなければ内容習得は不可能である。階位を越えた習得もできない。

階位を伝授したのち初めてさらなる内部が見えてくる。


さて、洪門天地会長房青蓮堂を語る事ができるのは、私自身がその「洪棍」の職であり、根拠や証拠または現在進行中の事柄、あるいは研究内容が判るからである。

特に説明したいことは、伝説の伝聞、小説作者の事実無根の論評、そんな書籍をまた空創(くうそう)し、まるで違うものになったり、または自称「洪門人」が編さんしデタラメを提示するものが多い。時代背景が秘密の結社であっても空想…憶測、想像の内容はいかにもひどすぎる。

わたくしからの文はすべて実史や証拠によって語られる。

壮大な歴史のため、まず「洪門」(ほんめん)が初めて存在が確認された西暦1786年(乾隆五十一年)台湾の「林爽文の役」から入るとしよう。

天地会という組織が清官や世の人々に知れ渡るところから語ろう。



続く。








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