神奈川県横浜市旭区にある 『社会福祉法人 創生会 特別養護老人ホーム あだちホーム』のブログより


ドラッグ アンド ドロック
【かなり危険】
2013/01/31 09:00:21
https://blog.cabrain.net/CN113990/article/id/69613.html">

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(文転載)
人間の脳は2種類の記憶から成り立っています。しばらくすると忘れてしまう記憶「短期記憶」とほぼ永久的に覚えていられる記憶「長期記憶」です。

記憶は一旦脳の奥の海馬という部位に保存されます。この状態を「短期記憶」と呼びます。

海馬内で情報の取捨選択が行われ、ずっと覚えておかなければならない記憶だと判断された記憶は大脳新皮質に送られます。大脳新皮質は、化学的・電気的刺激を伝達する約150億個もの神経細胞がニューロン(神経回路)とニューロンをつなげているシナプス(神経伝達)で成り立っています。

私たちが記憶と呼ぶものはこのニューロンネットワークの情報伝達で繋がれたものです。

脳のはたらきは神経細胞が複雑なシナプスによりニューロン網という回路で繋がっています。丁度、一つのパソコンからインターネットを介して、同時に全世界の情報を得たり、メールで意思の疎通ができる仕組みと同じです。

この回路が複雑な程、頭がいいということになります。このシナプスの伝達物質である脳内物質が110種類はあるといわれていて、脳内物質の種類によって感情が生まれます。

現在研究されている脳内物質を紹介します。

ドーパミン:
A7からA16神経で分泌され、快感に関係しています。この分泌が多いと食欲や性欲がわきます。恋愛によるハイな感覚もドーパミンによるものです。脳を調べると恋愛の状態とコカインというドラッグをやった状態は似ているそうです。ただし、コカインは化学的にDNAのレベルから身体に変化を与えてしまうので健康にかなり悪いです。

ノルアドレナリン:
A4からA6神経で分泌されます。不安症や恐怖症に関係するといわれています。多く分泌するとネガティヴな気持ちになります。
鬱(うつ)病の人はノルアドレナリンの分泌が多くなっています。

セロトニン:
B1からB9神経で分泌され、心自体の安定に関係しています。平常心をもたらす作用があります。鬱病を押さえて、頭の冴えた前向きな気分にしてくれます。
殺人者、自殺者にはセロトニンが不足している人が多いと言われています。LSDというドラッグはセロトニン受容体を刺激します。
坐禅の効果もセロトニン神経を活性化させます。坐禅の修行中、強く活性化された場合に一時的に出現する幻覚体験はサイケデリック・アートやLSD体験に近いと言われています。最近では鬱病やキレル脳を治すためにセロトニンの神経の活性化の研究が活発に行われています。

エンドルフィン(オピオイド):
幸福感が伝わって来ます。痛みが和らぎます。マラソン中、ランナーに分泌される幸福感の状態がランナーズ・ハイと呼ばれていることは有名です。これはエンドルフィンが脳内に分泌されることによって感じるのです。
オピオイドとは英語のオピウム(Opium)から来ていて日本語では阿片という意味です。痛みが和らぐために中東を始め、多くの国で薬として使われてきましたが、中毒性が強いため段々使われなくなりました。

アセチルコリン:
学習、目覚め、集中力、積極性などシナプス伝達物質に関与しアルツハイマーでは減少していると言われています。

カンナビノイド:
CB1受容体です。人間の脳では「内因性カンナビノイド」(マリファナの原料となる大麻草の学名Cannabis sativaにちなむ)と呼ばれる天然化合物“脳内マリファナ”を合成していると最近発見され、話題になりました。


内因性カンナビノイドの発生は
1)細胞内のカルシウム濃度上昇
2)Gq共役型の受容体の活性化

という2つのシグナルがシナプス後神経細胞で同時に起こると強く誘導されます。カンナビノイドのはたらきはストレスからのリラクゼーションを与えてくれたり、慢性の痛みから解放してくれるものでもあります。

この伝達システムを完全に解明できれば、もっと広範な応用が可能になり、不安、痛み、吐き気、肥満、脳障害など多くの症状を解消する治療に生かせるかもしれないと一部の科学者たちは期待しています。 内因性カンナビノイドは脳中枢において、食欲を調節し、脂質代謝を制御する役割も果たしているため、内因性カンナビノイド系のCB1選択的にブロックして食欲を抑える新しいダイエットのための薬錠剤も発明されました。 食べたいとかタバコが吸いたいなどの生理的な欲求が出ると、脳内で「内因性カンナビノイド機能」というのが働くことが知られています。
マリファナをよく吸っていた人はカンナビノイド受容体を刺激していたため、後に肥満になる可能性も知られています。


L-グルタミン酸:
平常心,記憶の伝達作用に関係します。

γアミノ酪酸:
リラックスさせ脳の興奮を抑制するなどの働きがあると報告されています。



話をしている時には側頭連合野の一部しか脳は働きませんが、言葉と発話について同時に考えている時は脳の違った色々な部分が働きます。

思いたったことをそのまま話すより、内容を考えてから言葉を選びながら発話をすることが、脳をより活性化させることができるのです。話し上手な人、人を感動させるスピーチができる人はこれらの部分が活発に働いているのです。

このように物事を考えることを続け、くり返すことでニューロン網(ネットワーク)が形成されていきます。

研究などで一つことを追い求める時はアセチルコリンの働きで頭が冴えて集中し、あらゆる方面から考える時などはニューロンネットワークを最大限働かせ、さらに、結果である新情報は新記憶と旧記憶のネットワーク形成をします。

そして、結論が出たときはドーパミンにより達成感に満足し、学会発表で再びドーパミンが出て理論が評価された時にはアンダナミンによる陶酔感を覚え、論文にして後で読み返すときはエンドロフィンによる達成感を味あうのです。こんな図式ですね。

加齢に伴なって脳細胞は死滅していきますので、記憶力は落ちていきます。
しかし、昔から老人の知恵を借りろと言われますが、物事の情報を整理して総合的に考えるはたらきはニューロンの形成によるということです。

70歳まではこの総合判断力は形成されますから、わからないことがあったら老人の意見を聞くというのは正しいですね。


そんなわけで、脳に直接作用する物質があることは良くおわかりいただけたかと思いますが、全世界的にその類の薬物、いわゆる麻薬というのは法律的に許されていません。非合法な存在となっています。これは薬物依存という言葉もあるとおり、習慣性があり、また脳や身体に非常に悪影響があることがわかっているからです。


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しかしながら1960年代のミュージックシーンでは、薬物、主にLSDとマリファナとハッシッシ(大麻樹脂)が高揚感を求める多くのミュージシャンに用いられました。
下にその頃の代表的なアルバムを4枚並べてみます。

サージャントペッパーズ    
ロンリーハーツクラブバンド/ビートルズ
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カラフルクリーム/クリーム
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サタニック・マジェスティーズ/
ローリングストーンズ      
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ARE YOU EXPERIENCED/
ジミ・ヘンドリックス      
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色彩が原色ギラギラでLSDなどによって引き起こされる幻視のようなアルバムジャケットが多いですね。音楽的にも浮揚感のある曲が多々見受けられるのが特徴です。

楽器類に関しても、インド音楽で使われるシタールや民族系のものが使われたりしています。

ただこのサイケデリック系の音楽は1970年頃にはほぼ廃れていきました。薬物に代わってヨガや瞑想などに進んでいったミュージシャンも多かったように思えます。オランダやアメリカのいくつかの州では、マリファナ(大麻)は合法とされていますが、そんなオランダでもほとんどの若者はいいところ10代~20代前半まででその後すっぱりやめる人が多いと聞きます。

必要がなくなる訳です。前述のロックミュージシャンたちも瞑想やランニングやボディビルによって、薬物と同じ効果を得られることがよく知られてきたから必要がなくなったのかもしれません。

そうは言っても、本当の意味でこれらのアルバムを正確に聴くには、ミュージシャンと同じ体験をしなければだめなんじゃないかという人もいますし、そういう人はLSDなどをキメて聴くとまた別の世界が見えてくるなんていうことも言ってますが、マジで絶対に想像だけにしておいてください。

今回のブログはドラッグを助長するものではありません、ただ音楽の歴史と発展を知るためには避けては通れない分野だと思って取り上げました。