小林です。
日本洪門青蓮堂(ほんめん)ホームページの論述法則の末文に「先義後利」(せんぎこうり)と言う言葉がございます。

(参照)


この四字熟語を辞書で引いてみますと、
道義を優先させ、利益を後回しにすること。▽「義」は人として当然あるべき道の意。「利」は利益のこと。「義を先にして利を後にす」と訓読する。
又は、
人が守るべき道徳を一番に考えて、利益を二の次に考えること。「義」は人としての道徳、仁義。「利」は利益。人の上に立つ人の心構えをいう言葉。
と説明されています。

中国の儒学の祖の一人、荀子の栄辱編の中にある「義を先にして利を後にする者は栄える」から引用したものです。


では原文を見てみましょう。

栄辱編の詩句原文では、《榮辱之大分,安危利害之常體:先義而後利者榮,先利而後義者辱;榮者常通,辱者常窮;通者常制人,窮者常制於人:是榮辱之大分也。
材愨者常安利,蕩悍者常危害;安利者常樂易,危害者常憂險,樂易者常壽長,憂險者常夭折:是安危利害之常體也。》


…漢字ばかりで何やら分からない、と声が聞こえてきますが、前半部分を簡単に訳すと、栄(名誉)と辱(不名誉)の区別は、物事の利害を考えた時に、先に道義を考慮し後に利益を考慮すれば、栄光(名誉)は得られる。逆に、先に利益を考慮し後に道義を考慮すれば恥辱(不名誉)を受ける事となる。前者は目的地に到達が出来、後者は到達が出来ない。到達出来る人は人々を統治する側になり、出来ない人は統治される側になる。是れすなわち栄辱の分別なり。〜以下略〜


そして現代は、「先利後義」ではないでしょうか。

資本優先的主義になってしまった社会では、人々は己れの利点と成るものを常に先行し考え、益を得ようとします。一見して正しい事に感じますが、ここに堕落の伏兵が存在します。

「講信重義、先義後利」
これは先義後利の前に有る四字ですが、《義を先にして利を後にす、信を講じ義を重んじる》という意味であります。「利」を実は己れの欲望を満たす事のみのものではなく、万人へ対し幸福を与えるものと説いています。ビジネスを展開するにしても、人とのお付き合いにしても、様々な場面でこの先義後利の四字は、常に知恵の成長へ役に立ちそして生き続けていく事でしょう。





あなたにとっての先義後利はどんなものですか?


  



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つづく