小林です。
人生の道を歩む中で、三つの物を見なければならないと思う。

一つ目は、遠く。
二つ目は、広く。
三つ目は、浅く。


一、遠く見る
それは、目標を探す事でもある。羽ばたく事を願い、想いの境界線を探す。目標が有れば、自己成長へ繋がる研鑽を積み、人一人としての人間像が形成できる。心と魂の門戸を開き、両肩には生えた大きな羽根を想像しよう。山を飛び谷を越え、高く飛べばそれに見合った遠方が見渡せる。しかし忘れてはいけない。傲慢とエゴは滅する道へ誘う(いざなう)者共。最初に遠くを見たいと思った時の想いは決して忘れてはならない。

二、広く見る
広くとは、なにも全体を見る事だけを指しているものでもない。広い智識と寛大な懐が必要だ。人は広く見れる時は平時であり、有事の時は狭く見てしまうもの。心常に安らかにし、広く物事を見よ、広く人間を見よ、広く現実を見よ。時代の流れに寄添い、歳月が奏でる音楽に耳を傾ける。思惟の空間は大きい、広く受け入れられる自分を作らないといけないのだ。

三、浅く見る
目標を立て広い見識を持ち、決めた事を最後までやり通す事は重要だ。とはいえ、のめり込み過ぎはこれ又不穏な結果をもたらす。一歩下がった自分、客観的な目線の自分を作るべきである。執着は固執し、時として周囲の人間へ悪影響を与えてしまうもの。周りが見えない様では、独り善がりで終わるだけの話。幸福とはなにも個人のものだけではなく、周囲にも分け与えてこそ真の幸福ではないだろうか。



……人間は、一個人としてやっていくには、しっかりとした思想を持ち、社会的道理が通る、そして他人に依存するよりも、自己の確立が必要である。

同じ事をやっていても、人が違えば違う結果がある様に、三つの物の見方も感じ方も一人一人違うだろう。しかし、もたらす結果がどうであれ、努力はしなければならないのだ。だって人として生きているんでしょう?






あなたはどんな自分を生きて行きたいのですか?


 


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つづく