イヌイットの食事ですべてが分かる。西洋食が占領した悲劇の結末・・
 
2015/08/31 06:00
新発見。BLOGより
http://shinhakken-blog.seesaa.net/s/article/424779202.html

(転載)
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年をとるにつれ日本人の多くが、がんや高血圧、コレステロール、糖尿など現代病に悩まされています。よく病院に行くと医者は薬を出して食生活を見直して暴飲暴食は控えてください、と言ってきます。

実は薬など飲まなくてもその食生活改善で治ってしまうのに医者も食に重きを置いた指導はせず、数値を下げる為だけの全く無意味な薬の服用指導が主眼となっています。(もちろんそれが医者の食べる道ですので食事改善指導を優先に指導する医者が身近にいればかなり稀で貴重な存在です)

もし日本が戦後GHQ占領下で急激な西洋食の流入がなく、伝統的な日本食中心の世の中だったらこれ程多くの現代病患者は生まれなかったでしょう。

それだけ植民地化、戦争支配による自国有益政策により欧米による西洋食の悪影響が今まで病気とは無縁だった国の人たちを苦しめることになったことに腹立たしささすら覚えます。



病気とは無縁だったアラスカ、イヌイットのがん発症率が恐ろしい

もともと誰からも干渉されることなくその土地で伝統的な生活を送っていたアラスカ先住民族エスキモー(イヌイット)。彼らは自分たちの土地がアメリカの州となり白人たちとの交わりを持つことによって食の西洋化がじわじわ浸透し大きな健康問題にまでなっているのです。

百聞は一見にしかず。まずこのグラフを見てください。


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↑これはアラスカ先住民のがんの発症率グラフです。2005年まで一気に上昇しています。

西洋食が流入する前のイヌイットの食生活は狩猟による生肉が中心で、漁ではアザラシ、クジラ、セイウチ、魚、陸ではトナカイ、うさぎ、鳥を中心とした食事でした。また、土地、気候上農業は合わず、野菜や穀物を食べることもありませんでした。それでもがん患者は皆無に等しかったのです。

彼らは非常に野生動物の食生活に近く、アザラシなど内臓をそのまま生で食べたり、ほとんど獲れた動物は生肉のまま、料理をしてもあまり加熱しないほぼ生の肉食生活を送っていました。

こうした伝統食は単に文明が発達していなかったから野蛮な食生活をしていたということではなく、明確な理由があったのです。それは、北極圏という土地柄と彼らの人種と関係していました。

もともと北極圏は太陽光が弱く、十分な紫外線が肌に浸透しません。北欧などの人達はメラニン色素の薄い色白の白人種ですので、少ない紫外線でも皮膚から取り入れやすくビタミンDを体内生成できます。

ところが、イヌイットは黄色人種で紫外線だけでは十分なビタミンDが作れない為、ビタミンが多く含まれている生肉や内臓をそのまま食べなくてはならなかったのです。なぜオーストラリア人のイギリス系白人に皮膚ガンが多いのかを日焼け止めの記事で取り上げた通り、その土地、人種と紫外線の関係は非常に需要な要素があるのですね。

また、生肉、内臓は、ビタミンAやミネラル、酵素が十分含まれており、イヌイット人は野菜を多く取らなくてもバランスのとれた栄養摂取ができていたんです。

一方、現代人は獲れたての生肉を食べることができない(食べたくない!?)ので、流通過程で品質劣化や細菌感染の恐れがあり火を通しますが、これで本来あった栄養素をほぼ失ってます。

また、イヌイットはいわゆる野生の動物=オーガニック肉を食べるのに対し、現代人は狭い場所につながれて抗生物質、成長剤、遺伝子組み換え入りの飼料を毎日不健康に食べさせられた動物の肉を食べます。

この食生活の差を見れば、いかにイヌイットは自然のものを食べ病気とは無縁で、なぜ現代人が病気になるのかが分かります。



近代の劇的な環境変化でイヌイットは伝統的な生活を失いつつある

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↑ところが、わずかここ30年ほどで西洋の食文化がどんどん入り込み、マクドナルドやタコベルのようなファーストフード店ができるようになりイヌイットも伝統的な食からこうした悪しき食生活に侵されていきます。

西洋食にはお約束の過剰な油や炭水化物摂取、人工甘味料の入った糖分たっぷりのドリンクやスイーツなど今まであり得なかった毒物の摂取が増えた結果が上記グラフのようながん患者の増加に繋がったのです。また、イヌイットの虫歯増加も問題となっています。

アラスカでは地球温暖化の影響で従来の狩猟ができなくなっており、今までのような野生のアザラシを食べることが難しくなってきている現状もあるようです。また、海洋汚染による影響で健康的な伝統食が摂れなくなってきているのも大きな問題となっています。

ただ、ビタミンDの不足をビタミン剤で補おうとしたり、病気になったので西洋医学の治療を受けるということが本当のイヌイットの健康を取り戻す解決策にはなりません。

実はあまり自覚がない人が多いですが、日本も戦後アメリカの占領下を契機にアラスカと全く同じ道を辿ってイヌイットのようながん、現代病患者が急増し今に至ってます。
西洋の食が病気を生む諸悪の根源であることはイヌイットに起きた現実を見れば明らかですね。その土地土地にあった食材、ごはんを大切にしたいものです。


(転載了)



洪門天地會青蓮堂日本總會

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