以前夢の扉という番組で放送されました、眼のアルツハイマーについて関心があります。
皆さまもいつも酷使してます自分の眼を今一度考えてみませんか?というよりこの文を読むにもいま目を使ってますが。
『眼のサングラス』
http://blog.livedoor.jp/whateveryouwant/archives/53047473.html">
(若白髪が多い人はカネもちになるさんのブログより)
インタビュー/米アキュセラ社長・窪田良氏「"飲み薬で失明予防"に道」
(日刊工業新聞2013/04/25,ページ)
日本人眼科医が米国で立ち上げたベンチャーが失明を引き起こす加齢黄斑変性(AMD)の治療薬を開発している。
第2相前期臨床試験で好成績を収め、第2相後期/3相試験を始めた。
新薬として承認されれば飲み薬で失明を予防する可能性が開ける。スペシャリティーファーマはベンチャー向きのビジネスモデルという米アキュセラ(Acucela)の窪田良社長に聞いた。
―開発中のAMD治療薬の特徴は。
「飲むサングラスと例えられる。AMDは、ほ乳類が夜行性時代に獲得した視細胞が、24時間電気がついた明るい世界に対応できずに起きる病気といえる。
網膜のわずかな光を捉える細胞が、四六時中、光を電気信号に変える反応を繰り返し、有害な副産物がたまってしまう。
副産物を処理する機能が老化などでうまく機能しなくなると炎症が起こり、視細胞が壊死して網膜上に見えない部分ができる」
「そこでわずかな光を捉える細胞の反応を阻害して副産物の蓄積を止める。光の3原色を捉える細胞は働くので目は見えるまま、AMDの進行を止められると期待している。AMDは初期症状を簡単な眼底検査で見つけられる。
既存薬は注射剤が中心だが眼球への注射は難しく、血管や網膜を傷つけると失明につながる。飲み薬なら誰でも簡単に失明を予防できる」
―飲み薬が網膜に届き効果を発揮するには血液脳関門を通るなど、ハードルが高いのでは。
「そのため誰も挑戦していなかった。我々は化合物の合成から網膜で効果を発揮しているか確認するまでを1日で実験した。
通常は化合物が標的たんぱく質に結合するか、代謝系に取り込まれて目的の臓器に届くか、症状を治すか、各ステージで時間をかける。
そこで化合物の形を確認する核磁気共鳴(NMR)や6000匹規模の動物舎を社内に用意した。小さなベンチャーでは考えにくい投資だが、外注していては時間がかかる。時間を買ったのだ。
薬を合成しては網膜を観察し、2年間で1000以上の化合物を試した」
―元は神経細胞の試験受託企業として創業し、創薬型ベンチャーに転身しました。経緯は。
「受託試験のビジネスモデルではジリ貧だと思った。製薬会社から新薬候補の化合物をもらい、弊社の視神経細胞システムを使って効果を評価する。だが、その評価システムを使った薬がない段階で、本当に評価が有効なのか評価システムの価値を示すことが難しく、受託費を高く設定できなかった。バイオベンチャーの多くがつまずいた点だ。
選択肢は心臓や筋肉など細胞の種類を広げて顧客を広げること。もう一つが創薬ベンチャーだった。
私自身が網膜観察の技術者だったことと、社内に今回の標的たんぱく質を発見した研究者がおり決断した。この時、社員の半分が辞めた。
スペシャリティーファーマはベンチャー向きのビジネスモデルだ。競争相手が少ない上、専門医も少なく、100人程度の営業部隊で済む」
窪田良
(Acucela社 社長兼CEO)
http://www.junglecity.com/people/hottalk/interview-ryo-kubota/
ーーーーーーーーーーーーーーー
いま、この眼のアルツハイマーの患者数は世界で約1億2000万人だそうです。日本では69万人が患者にいます。
自己症状としてある物を見る際に、目線の中央の視線がゆがんだりまたは暗くなって抜けているように見えます。
窪田さんの開発当初は周囲から反対意見が多数あったそうです。
ですが本人は『反対意見があるには理由があるはず!』、これにはチャレンジする意義があると思ったそうです。
そして苦行の末、アメリカでの承認はあと少しで完了するとのお話です。
ただ心配なのは邪魔や利権が絡まないようになって欲しいですね。
外資資本は常に儲けに関し『鼻嗅き』をしており、儲けごとだと判断された場合に必ずそんな連中はやってきますから。
しかしこれが世に出れば、《失明》という言葉は存在がなくなるでしょう。
是非とも応援したいですね。
【極めるひとほどあきっぽい】
皆さまもいつも酷使してます自分の眼を今一度考えてみませんか?というよりこの文を読むにもいま目を使ってますが。
『眼のサングラス』
http://blog.livedoor.jp/whateveryouwant/archives/53047473.html">
(若白髪が多い人はカネもちになるさんのブログより)
インタビュー/米アキュセラ社長・窪田良氏「"飲み薬で失明予防"に道」
(日刊工業新聞2013/04/25,ページ)
日本人眼科医が米国で立ち上げたベンチャーが失明を引き起こす加齢黄斑変性(AMD)の治療薬を開発している。
第2相前期臨床試験で好成績を収め、第2相後期/3相試験を始めた。
新薬として承認されれば飲み薬で失明を予防する可能性が開ける。スペシャリティーファーマはベンチャー向きのビジネスモデルという米アキュセラ(Acucela)の窪田良社長に聞いた。
―開発中のAMD治療薬の特徴は。
「飲むサングラスと例えられる。AMDは、ほ乳類が夜行性時代に獲得した視細胞が、24時間電気がついた明るい世界に対応できずに起きる病気といえる。
網膜のわずかな光を捉える細胞が、四六時中、光を電気信号に変える反応を繰り返し、有害な副産物がたまってしまう。
副産物を処理する機能が老化などでうまく機能しなくなると炎症が起こり、視細胞が壊死して網膜上に見えない部分ができる」
「そこでわずかな光を捉える細胞の反応を阻害して副産物の蓄積を止める。光の3原色を捉える細胞は働くので目は見えるまま、AMDの進行を止められると期待している。AMDは初期症状を簡単な眼底検査で見つけられる。
既存薬は注射剤が中心だが眼球への注射は難しく、血管や網膜を傷つけると失明につながる。飲み薬なら誰でも簡単に失明を予防できる」
―飲み薬が網膜に届き効果を発揮するには血液脳関門を通るなど、ハードルが高いのでは。
「そのため誰も挑戦していなかった。我々は化合物の合成から網膜で効果を発揮しているか確認するまでを1日で実験した。
通常は化合物が標的たんぱく質に結合するか、代謝系に取り込まれて目的の臓器に届くか、症状を治すか、各ステージで時間をかける。
そこで化合物の形を確認する核磁気共鳴(NMR)や6000匹規模の動物舎を社内に用意した。小さなベンチャーでは考えにくい投資だが、外注していては時間がかかる。時間を買ったのだ。
薬を合成しては網膜を観察し、2年間で1000以上の化合物を試した」
―元は神経細胞の試験受託企業として創業し、創薬型ベンチャーに転身しました。経緯は。
「受託試験のビジネスモデルではジリ貧だと思った。製薬会社から新薬候補の化合物をもらい、弊社の視神経細胞システムを使って効果を評価する。だが、その評価システムを使った薬がない段階で、本当に評価が有効なのか評価システムの価値を示すことが難しく、受託費を高く設定できなかった。バイオベンチャーの多くがつまずいた点だ。
選択肢は心臓や筋肉など細胞の種類を広げて顧客を広げること。もう一つが創薬ベンチャーだった。
私自身が網膜観察の技術者だったことと、社内に今回の標的たんぱく質を発見した研究者がおり決断した。この時、社員の半分が辞めた。
スペシャリティーファーマはベンチャー向きのビジネスモデルだ。競争相手が少ない上、専門医も少なく、100人程度の営業部隊で済む」

窪田良
(Acucela社 社長兼CEO)
http://www.junglecity.com/people/hottalk/interview-ryo-kubota/
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いま、この眼のアルツハイマーの患者数は世界で約1億2000万人だそうです。日本では69万人が患者にいます。
自己症状としてある物を見る際に、目線の中央の視線がゆがんだりまたは暗くなって抜けているように見えます。
窪田さんの開発当初は周囲から反対意見が多数あったそうです。
ですが本人は『反対意見があるには理由があるはず!』、これにはチャレンジする意義があると思ったそうです。
そして苦行の末、アメリカでの承認はあと少しで完了するとのお話です。
ただ心配なのは邪魔や利権が絡まないようになって欲しいですね。
外資資本は常に儲けに関し『鼻嗅き』をしており、儲けごとだと判断された場合に必ずそんな連中はやってきますから。
しかしこれが世に出れば、《失明》という言葉は存在がなくなるでしょう。
是非とも応援したいですね。
【極めるひとほどあきっぽい】