客家(ハッカ)の18カ条
(以下転載)
中国の東洋のユダヤ人と言われる客家(ハッカ)の成功法則18ヶ条。
中国の世界遺産は、万里の長城や故宮の他に、どんなところがあるのかと思い調べていたら、2008年に登録された福建省南西部の山岳地域にある「客家土楼群」があった。
この「土楼」は「東洋のユダヤ人」、或いは「中国のユダヤ人」といわれる「客家(ハッカ)」の住まいだ。米国にミサイル発射秘密基地と誤認された地域でもある。
客家は古代イスラエルの末裔とされる。
約2700年前に国家を失ったイスラエル人は、預言者に従い「東の海の島々」を目指したが、長い旅の途中、仲間と別れて中国に残った部族、それがユダヤ人=客家と言われる。
よって、「客家(ハッカ)」には「よそ者」という意味もあり、土地所有ができず多くが商人や金融業になったが、政治にも関心を持つ人も多く、客家(ハッカ)の多い地域では中国共産党に強い影響を与えているそうだ。
「客家」出身の政治家には、鄧小平、洪秀全、台湾の李登輝、シンガポール建国の父リー・クアンユーや二代首相ゴー・チョクトン、三代首相リー・シェンロンなどがいる。
学者では陽明学の陽明や朱子学の朱子もいる優秀な民族でもある。
〜第一の金言〜
運は親切をした相手の背中から来る
出会いは決して偶然ではなく、頑張っている人間を必ず誰かが見ているのだ。他人に親切にしても、その人から何か返ってくることはまずない。
しかし、その人の友人やそれを見ている人間が必ずいて、その人間から運を与えられる。
つまり、自分の運をコントロールすることは可能なのである。
〜第二の金言〜
許すことを知れば運命は変えられる
あなたの周りで起こることは、本来自分が操ることができることばかりだ。
すべては自分の責任である。
他人を責めても何も生まれない。
逆に、相手を許すことによってその心を開き、自分の思い通りに操ることができる。許すことを知れば、自分の運命を変えることができるのだ。
〜第三の金言〜
退却は重要な才能なり
100%確実などということはありえない。
本当のリスクは見えないので、 退却も重要な才能。
しかし、リスクだと思っていることの大半はリスクではない。 そして、金儲けとはリスク をコントロールすること。
他人と自分に見えるリスクは違うので、 そこにチャンスが生まれる。
〜第四の金言〜
何を始めるかに最も時間を費やすべし
大局・中局・小局。
一度始めてしまうと、できることはどんどん限られてくる。
何を始めるかを考えるために、最も多くの時間を費やさなければならない。
大局さえ正しければ、中局や小局でまちがいを犯しても、必ず成功するのだ。
〜第五の金言〜
ビジネスには大義名分が必要なり
大義名分を大切にせよ。
世の中に他人の金儲けを手伝いたい人間などいない。
また、金儲けをしたいだけの人がどれだけ集まっても、ビジネスは発展しない。だからこそ、「錦の御旗」を探すのだ。
〜第六の金言〜
準備していなかったチャンスはリスク
時間を追いかけろ。時間に支配されるな。そして、時間には正確に。
なぜなら、幸運は突然やってくる。
そのための備えを怠るな。
準備が整っていないときにやってくる「チャンス」は 「リスク 」に変化するのだ。
〜第七の金言〜
小さい約束こそが重要なり
細かい約束をきちんと守ること。
大きい約束を守るのは当たり前。
小さい約束を相手の立場に立って誠実に守るかどうかで、その人の信頼性が決まる。一度信頼関係を築けば友情は永遠に続く。
そして、その揺ぎない信頼関係が、成功の礎(いしずえ)となるのだ。
〜第八の金言〜
家族を蔑ろにする者は成功せず
家族を大事にする。
あなたをこの世に誕生させたのは、あなたの両親だ。
先祖を敬う。
先祖がいなければ、あなたはこの世にいない。
どのような人々とも交わるのは簡単だが、相手を選ぶのは難しい。
それでも、しっかりした人物と一度信頼関係を築けば、友情は永遠に続く。
この友情は、客家とそれ以外の人々との 壁すら取り払うのである。
〜第九の金言〜
お金に使われず、お金を働かせるべし
お金に使われず、お金を働かせるべし。
成功するには、周りの人々に気持ちよく働いてもらうことが重要。
人に振り回されているようでは、成功はおぼつかない。お金も同じで、お金に使われているようではだめ。お金に気持ちよく働いてもらう ことこそが重要なのだ。
〜第十の金言〜
五十人の仲間が成功の核心となる
50人の仲間が、自分の手足となってくれることが、成功の コアとなる。
運は実力である。
運は、人間が運んでくるのだから、他人とどのように接するかによってその人の運河決まる。
「運を呼び寄せる人には共通の特徴がある」=複利計算的思考。50人の仲間を複利計算的思考で最大限に活用するのだ。
〜第十一の金言〜
金鉱ではスコップを売るべし
金鉱ではスコップを売るべし。
アメリカのゴールド・ラッシュで、 大きな金脈を掘り当てて成功した人は、実際にはごくわずかである。
しかし、ゴールド・ラッシュに浮かれている金鉱で逸早く彼らにスコップを販売した業者は、全米有数の企業に成長した。
〜第十二の金言〜
安売りには必ず終わりがやってくる
安売りには必ず終わりがある。
価値を創造せよ。
安売りで規模を拡大するのではなく、たとえ規模が小さくとも、高い利益率こそ確保すべきなのである。
〜第十三の金言〜
嫉妬は成功の敵、愛嬌は成功の素
商いに成功する者には必ず愛嬌がある。
嫉妬は成功の敵。
勝ち馬に乗れ。 運もお金もさびしがり屋なのである。ひとりぼっちは嫌いだから、みんなのいるところに集まるのだ。
〜第十四の金言〜
物事は因数分解して考えよ
すべての物事は、因数分解して具体的に考えよ。
すべてのことを一度に解決しようとしてはいけない。難題が次から次へとやって来るときにこそ、立ち止まって、じっくり問題を整理するのだ。
一度に二つのことはできなくても、一つずつなら必ず解決できることを忘れてはいけない。
〜第十五の金言〜
汗ではなく考えることこそが富を生む
考える時間はあるか?
考えることこそが富を生むのだ。
だから、ただ仕事をこなしているだけでは金持ちにはなれない。世の中を動かすようなアイデアを生み出すことこそが重要なのである。
〜第十六の金言〜
笑顔はコストゼロの最良戦略
いつも自分はハッピーだと考えよう。
笑う門には福来る、だから、いつもニコニコしている人が金持ちになる。
逆に、自分の感情をコントロールできない人間は金持ちにはなれない。一日の怒りを忍んで、百日の憂いを免れるのだ。
〜第十七の金言〜
「ありがとう」は必ず声に出すべし
「ありがとう」は必ず声に出していう。
そして、普通、人が「ありがとう」といわないときにも「ありがとう」といえるようになるのだ。
こうなれば、自分の応援団が増え、他人をどんどん巻き込むことができるようになる。
〜第十八の金言〜
欲望に忠実になるためにこそ禁欲的に
欲望に忠実だからこそストイックに生きる。
欲望は他人を遠ざける。
自分の欲望を満たすためには、まず周りの人間の望みを満たして、幸せにしてあげなければならない。
そうすれば、今度は周りの人間が、あなたの望みを満たしてくれるのである。