(写真以下拝借)
洪門というアジアのフリーメイスンは、例えるならば一本の《巨木》(生命の樹)です。
組織の一員として共通理念のもとに集い、一致団結や奮闘そして出資出力することによって、養分である「精神」「主義」「思想」「理念」「宗旨」「目標」「会の規律」「ルール」「制度」「礼儀」「三綱五常」「四維八德」「教育」「文化」「経済」「科学技術」などを用い、木を育てていき、これらの養分によって、この木が大きくなればなるほど、皆もこの木の下で安らぎを得られるのです。協和し合い私利排除の信条で、公平に享受しつつつ育てた成果を皆で得るのです。
さらに、育てていくこの木はただ大きくなることに留まらず、もちろん実が成り、収穫もなければなりません。良質な品種(人物)を慎重に選び、季節(歴史)または環境(世相)によって栽種して、それからそれぞれの必要な養分で灌漑栽培していき、私たちが求める目標に見合うもの(木)に仕上げていきます。
同様に、組織の発展も品性のある堅実で良質な人材を探さないといけません。養分は栽培過程とし、洪家の思想理論、忠義の精神、会内規律やルールが教育訓練となり、この事により将来、組織の発展または伝承継承ができる優良な品種の成長につながるのです。
ゆえに、会員を選別する際は慎重さが求められます。私たちアジアのフリーメイスンへ対し、向上心のある人、一緒に貢献していく人、出資出力や一致団結がともにできる人、私利なく組織という《木》を共同に栽培出来る人など、この概念を持てる者だけが組織の一員として迎え入れられ、適材適所へ成り、組織の《種子》がやがて核心な根幹へと成長していきます。
ですので、入会した人がその目的が苦労もせずに実だけを取ろうとし、または組織の成果や資源のみを利用する者ならば、このような人種は心に企みし私心なりて、大家族な心情は持ち合わせないことでしょう。組織はそんな輩を排他しざる得ません。なぜなら、この人種はやがて組織を破壊し、苗木の成長を妨げる者になるからであります。
つぎに、組織は継続的な発展が必要です。質と量の発展は最も重要な位置づけとしており、但し、「質」は量より勝り
先決なものです。「質」が良ければ、良質な「量
」を増やしていけるのです。
これによって、優良なる組織文化が築かれ、質と量が未来永劫へ続き、永世伝承と普遍的な広がりへと開花します。これはまさしく、アジアのフリーメイスンである洪門が水の文化であることを垣間見ることができる《如洪水橫流泛濫於天下》、意訳は《洪家の水は世界の隅々へ流れ行き渡るが如し》であります。
その中で、私たちは「五湖四海」世界のいたる所、「海納百川」海はさまざまものを受け入れる、を自らの襟元に、良質な人材や各界より素晴らしい精神の持つ人々が集まっています。同じ大家族になり、「共創」「共享」「共栄」を一緒に勝ち取り、生死を分かち合うのです。
それらは、世界の平和とワンワールドの目標を達成するもので、子々孫々受け継がれ、人類平等な安らぎと癒しを与えていきましょう。
そして、この目標を完成するには良質な人材を確保することは最も基本かつ重要になっていきますが、優秀は要らずとも、心良き良質善良な人が求められます。私たちは誰でも良いとは思っていません。
さもなくば、一杯のお粥に鼠の一滴の排泄物ですべてが駄目になるかように、組織は劣化し良い人材は畏怖し、社会から弊害されたものとして、世間へ認識を間違って植えつけ、烏合の集だけが残り、やがてこの世から消えていく道を辿ります。
良いものを学ぶときは遅し、
悪いものを学ぶときは速し。
人間性であるとしても共感する思念がなければ、如何に礼を用い《以和為貴》和を以って貴しと為すとなりましょう。その為、私たちは数世紀もの悠久な時の流れのなかで、共感思念の人々を探し続けています。違う肌色、違う言語、違う民族、違う人種、違う文化、違う宗派など区別があっても同じ《志し》があるならばいい。同じ《志し》があれば住む場所が違っていても、たとえ地球の裏側に住んでいても共感する思いは、時空を超えて繋がり、世界の平和が実現し実るのです。
これこそが、組織会員になれば学習して理解できるようになりますが、私たち洪門(ほんめん)が実行実践する「忠心義氣」「共同和合」「結萬為記」「盡姓洪人」「千變萬化」「金木水火土」「順天行道」「和合一家」
であり、
《先義後利》の基本理念の論述法則になるのです。
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参照
【洪門(HONG MEN)】
〜天地会・D のサンクチュアリー 〜
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