謹啓
小林です。
本日、関東地方はあいにくの雨天ではございますが、とある事柄に触れ、アジアの和平を希求する者の一人として、私儀は心躍る一日を過ごさせていただきました。
さて、洪門(ほんめん)について様々に探究を進めますと、必ずや以下の言葉に突き当たるかと存じます。
「無規矩不成方圓」
これを直訳するならば、「正方または真円は、規則正しい尺度なくしては成り立たない」という意になりましょう。
これは律法(りっぽう)の真髄を説いたものであり、人間たちに真の自由を与えるということは、即ち、規則という秩序を同時に与えることであると解釈できます。
「何と?自由には規則が必要であると?その意味するところを解しかねます」と、皆様が首を傾げる御様子が目に浮かぶようでございますが、過去を紐解けば、かの海が割れたか否かは措くとして、西洋のモーセの十戒、東洋の仏教における五戒、イスラーム教のクルアーン、ユダヤ教のタルムード、そして現代世界各国の憲法や法律、更にはあらゆる組織団体の規約等々、遍く(あまねく)ルールは存在しております。
ここに、「人間とはいかなる生き物なのか」という本質を、僅かながらも感じ取れるやもしれません。即ち、規則なくしては、人間は堕落の一途を辿るものだと申せましょう。
さて、ここから先は話が逸れてしまいます故、また別の機会に譲るといたしまして、洪門(ほんめん)には、正方と真円を創造するための定規とコンパスが存在いたします。
これは、
《社会の道徳、物事の道理、人の品徳を測り、または創造するための道具として用いる》
という深遠な意味合いを持つものでございます。
この他にも、人々が理想とする桃源郷を建設するという意味合いは、西洋系のフリーメイソンリーが神の神殿を創造することと、確かに類似する点がございます。
故に、とあるウェブサイトにて、我々洪門(ほんめん)が西洋系のフリーメイソンを模範として形成された組織であるとの見解を示されている向きもあるようですが、我々が彼らを参考にさせていただいたことは、一度たりともございません。
かかる推理を目にした我々宗家は、まさに「噴飯もの」(愚かしくて思わず吹き出してしまうほどのもの)であったと、率直に申し上げたいと存じます。
ただし、遥かなる歴史の流れの中、東洋と西洋が互いに協力し合った事例は存在すると考えております。
この、どうやらハンドルネームに蛇の名をお使いの方のようですが、いつの日か、この発言者とお会いし、直接その真意を問いただしたいと切望いたしますし、彼が発する言説に対して、多くの疑問を投げかけたいとも考えております。
推察や憶測ばかりで、その意味するところが不明瞭なものが多い故、きっとその時は、私儀、心底楽しく、心踊るひと時となることでありましょう。
謹白
#洪門 #洪門宗家 #東洋の結社
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つづく