今日はこちらについてお伝えします。
近年、インターネット上において、「洪門五房」についての誤った情報が流布されております。非正統から流布がなされ、すなわち、「長房は天地會、二房は三合會、三房は袍哥、四房は哥老會、五房は小刀會」とする説であります。
しかしながら、これは明らかに虚偽であり、根拠のない主張であります。


【発端の経緯】
その起源は、台湾において2011年11月6日、青蓮堂より除名処分を受けた劉姓の人物に遡ります。
当該人物は除名後(除名は公開済み)、自らを「二房の出身」と偽り、香港警察が三合会取締りのために製作した『宣伝用映像(俳優による演出)』を、自身の出所を証明する資料であるかのように用いました。
これにより彼は「自称三合會」と吹聴し始めましたが、この行為は当時の正統の香港洪門の人々から嘲笑と非難を受け、その後、「三房出身」「四房出身」と次々に称号を改め、さらに「アメリカ五洲致公總堂出身」、挙句の果てには「ハワイ洪門致公總堂出身」とまで名乗るようになりました。
(注)近年香港での雨傘運動で現れた「自称三合会」はすでに変質化し、正統洪門ではありません。
【虚構の本質】
このような経緯から、「洪門三房=袍哥」「四房=哥老會」「五房=小刀會」とする説は、2011年に青蓮堂から除名された劉某人が、自己の虚偽行為を覆い隠すために作り出した全くの捏造であります。その後、子分の蔡姓の人物(後に劉と決別)も流布し、やがてこの蔡は新洪門と名乗る団体を立ち上げ、以後香港マフィアの歯欠けの尹(14K)を名誉職とした共同の道へと続きます。
また劉はその都度、自称を「二房 → 三房 → 四房 → 五房」と変遷させ、自らの不正を糊塗するため、虚構を弄し、世人を欺いたものであります。
これらの虚説は、彼が「自らを四房出身と称した」以後にネット上で拡散され始めたものであることは、少し調査すれば容易に確認できます。
【洪門制度と誤解の根源】
洪門の組織制度を理解しない人々が、これら虚偽の「五房説」に惑わされる事例が見られます。
しかし、ここで明確に申し上げます。
哥老會・袍哥は洪門の組織ではありません。これらは、「梁山泊」の制度を模倣して形成された、中国で著名な独立した民間組織であり、洪門とは系統を異にします。
清末から民国初期にかけて、中国には
「清幫」「洪門」「哥老會」という三大民間組織が存在し、いずれも独自の系譜と制度を有していました。
したがって、袍哥・哥老會・小刀會を洪門の各房に対応させることは、歴史的にも制度的にも一切の根拠を持たない誤謬であります。
【結語】
洪門は「義」「忠義」「仁愛」を根幹とし、「順天行道」「共同和合」を旨とする、長き歴史と精神を受け継ぐ正統の結社であります。
我々は、虚偽の情報や個人の妄言に惑わされることなく、祖師の教えと伝統を正しく継承し、その清廉なる道を守り続けることを、ここに改めて明言いたします。
